蓄膿症とは、慢性副鼻腔炎のことをさします。鼻腔の周囲にある骨の中に大小の空洞あり、その空洞を副鼻腔といいます。ここに膿(うみ)が溜まる病気です。
鼻がつまる、臭いがしない、粘り気のある黄色い鼻汁がでる、あるいは鼻汁がのどに流れるなどの鼻の症状だけではなく、頭が重い、集中力がないなどの症状が見られます。
鼻の中の粘膜でアレルギー反応が起きることによりカゼも引いていないのにくしゃみ・鼻水・鼻づまりが生じます。原因となる抗原は日本ではハウスダスト(ダニ)が
最も多く次にスギ花粉があげられます。花粉症と思いこんでいても実は副鼻腔炎や鼻茸があったと判明することもあります。
耳鳴りは音源はないはずなのに音が聞こえてきます。
耳鳴りの音はさまざまで、ジンジン・ジージー・カンカン・ガンガン・キーン・ゴロゴロという人もいます。
耳以外に原因がある場合、例えば、高血圧症・糖尿病・動脈硬化、更年期障害・貧血症・偏頭痛などでも耳鳴りを感じます。
中耳炎は鼻の奥にいる細菌が耳の中で感染して炎症が起こる病気です。お子様にかかりやすい病気です。また、急性中耳炎は、カゼを引いたときに起こりやすく、
症状としては、発熱や耳の痛み、耳だれ、耳が詰まった感じがします。放置されますと、鼓膜に孔(あな)があき、中耳炎が慢性化する恐れがあり、難聴の原因となる場合もあります。
3歳から7歳くらいのお子様に起こりやすい病気で、耳管がふさがり分泌液が中耳にたまったままになる、痛くない中耳炎をいいます。 最近は抗生物質が効かない治りにくい中耳炎が増え、カゼなどで抗生物質を多様したためではないと言われています。痛みがないため、 発見が遅れる場合があります。
ひとことにめまいといってもめまいの症状や原因はさまざまです。 ぐるぐる回るといった感覚や、足もとがフワフワするなどといった症状が頻繁に起こり日常生活にも支障をきたすようであれば、 病気が潜んでいることを疑わなくてはなりません。 めまいごときと侮ることなかれ。「耳」「脳」「全身」などの疾患が見つかったり、 「心因的なもの」であれば心療内科、精神・神経科などと連携を取ってめまいの症状を軽くしていくことも可能です。
難聴といっても、耳のどの部位に原因があるかで、難聴の種類や程度が違ってきます。最近、会話が聞き取りづらくなったと感じることはありませんか?
外出時に後ろから来る車やバイクに気づかず事故につながる恐れもあります。まずはお気軽にご相談ください。
カゼで内科を受診したあと、熱は引いたけど鼻づまり・鼻水・のどが痛い・のどに違和感・つまり感・声がれ・のみこみづらいといった症状がなかなかよくらないという場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。
耳鼻科では、鼻みずを吸い取る、鼻やのどの吸入をする、といったような、調子の悪い部分を直接処置することが可能です。
鼻に指を入れる癖のあるお子様、鼻がかゆくていじったり、アレルギー性鼻炎の人は鼻腔前方からの出血が多いです。また
高血圧や動脈硬化、糖尿病、肝硬変、肝不全、血友病、白血病、血小板減少症などが原因の場合もあります。出血量や出血している箇所もさまざまです。高血圧、肝疾患、血液疾患などが原因の場合や鼻腔後方か
らの出血の場合はなかなか止血できません。
鼻血がよくでたり、鼻血が止まらない場合には早めに受診することをお勧めします。